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別れ2

第2章 奈津稀くん

「んっ…」


奈津稀くんにキスされたから。


気づけば試着室に隠れてキスしていた。

「奈津稀くん…」

「ごめん…」

「あっ…あたし嬉しい」

「えっ?」

「あたし奈津稀くんが…その…」

好きって恥ずかしくて言えない。

「何?」

奈津稀くんがニヤっとしている。


「…好きっ!」


ギュッ


奈津稀くんに抱きしめられた。


あったかい…


「奈津稀くん…」

「奈津稀でいいよ」

「あっ…奈津稀っ//」

あたし達はまたキスして店を出た。

奈津稀は服を買ってくれた。

大事にしないとっ//


「そーいえば何で好きなタイプ教えてくれなかったの?」

「何となく」

「ふ~ん…」

深い意味はないのかしら


「琶榎梛、好きだ。」

「えっ!あたしだって!」

「あっはは!」

奈津稀といると楽しいなぁ!!


帰り道、あたしは奈津稀と手を繋いで帰った。


あたしは別れを乗り越えて奈津稀と付き合うことが出来た。


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