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別れ2

第2章 奈津稀くん

帰り道、あたしは奈津稀くんと色々な話をしていた。

そんな時、気になる店があった。

綺麗な服がたくさんあったのだ。

あたしがそちらに目を向けていると



「行く?」

と優しく奈津稀くんが声をかけてくれた。


「いいの??」


そして店の中に入った。


「わあ~…っ」


本当に綺麗な服がたくさんある。

その中でもとっても綺麗な服があった。
あたしはついその服を手に取ってしまった。


「欲しいの?」


「あっ、いや…!!////」


「欲しいんでしょ?」

「えと…っ…うん…//」


「あははっ!買うよ。」


「えっ…でも…」


「琶榎梛さんは遠慮しすぎだよ!俺には甘えていいんだよ?」


「あっうん…ありがとう////あの…琶榎梛…琶榎梛って言って」

「分かった。琶榎梛」

自分で琶榎梛って言ってって言ったくせに言われると照れる

試着室で着替えた。


「うん!すっごく似合う」


「あはっありがとう////」


「琶榎梛ってクールっぽいけど俺には可愛いとしか思えない。」

「えっ////」


播椰彌にはクールって言われてた。


でも確かに奈津稀くんの前だとなぜかクールっぽくない。

多分あたし奈津稀くんのこと…

「どした?」


あたしが奈津稀くんをじっと見ていると気づかれてしまった。

何でもないと答えようとしたら、言えなかった。

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