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Tears【涙】~神さまのくれた赤ん坊~

第9章 ♦RoundⅧ(溺れる身体、心~罠~)♦

「こっちも脱ごうか」
 今度は前に回った直輝が優しい声音で誘うように言う。その手は優しげな口調とは裏腹に、ショーツにかかっていた。
 有喜菜は覚悟を決めて頷く。
 それでも不安げな表情は隠せなかったのか、直輝はいっそう優しい声で囁いた。
「大丈夫だから、俺に有喜菜のすべてを見せて欲しい」
 直輝はそう言いながら、有喜菜のパンティをすんなりとした脚に添わせるように降ろしていった。

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