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友達以上恋人未満

第1章 わん

とぼとぼ歩いてたら家に着いてしまった。

隣の家はゆうの家なのに…今すぐゆうの家に行きたいのに…

ゆうの部屋に明かりは付いていない。

粟生と遊んでるのかな…?いつの間にかうち、泣いてる。

何か後ろから足音がする…聞き慣れた足音が…

「波瑠…?」

ヤバい。見つかっちゃったよ。

涙がピタッと止まっちゃったよ

「ゆう…」

「波瑠、こんなところで何してんの?急用あったんじゃねぇの?」

ウソがバレちゃう

「も、もう急用は済んだよところで粟生は?」

「もう帰ったよ。」

「そっか」

よかったウソがバレなかった

「あのさ、お前急用ってウソだろ?」

…あバレてるわ…

「…うん」

「バレバレだよ。」

ゆうはうちのことよく分かってくれてる。

これってちょっとは期待してもいいのかな…?

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