乱れ桜
第3章 関大亞瑠穂カンダイアルホの場合
「うぅ~寒さむ!!こんな気温なんだから
上着ぐらい着させろっての!!ねぇ~?」
「そうだよねぇ…気が利かないよね!!」
あははっ
「集まれ~!!」
「あ、集合だってよ!!」
ダダダッ…
「今日の体育は
バスケだ!!おい!!…そうだな
関大と三田ミツダ!!
ボールを取ってこい!!」
はぁ…!?
体育係にやらせろよ…!!
しかも
また三階に戻んなきゃいけないなんて!!
めんどくさぁ…
「三田くん…行こ?」
「あぁ、てか
寒い…」
「だよねぇ~…」
クスクス…
「関大ってさぁ…」
「ん~?」
「好きなひと、いんの?」
「…えっ!?何で…?」
「ぁ…やっぱりいい。今の忘れろ」
な…何なのよ~
「あ、三田くん、ボール
教室の…資料箱の上…あれ」
「どうした?」
「ボールがない!」
「あ、ボールなら
もう持ってる…」
「…」
「関大、鈍ッッ…」
「酷い…三田くん…私をからかって…」
「あはは、ごめんごめん!!」
「許さん!!」
「うわぁ~やめろよ馬鹿力!!」
ドタドタドタッ
「おいっ!!ボール…危ない!!」
グイッ!!
ドターンッ…
「痛…ッ…あ、三、三田くん…
ごめんね!!ごめんね…!!」
三田くんは
階段の下に転げ落ちた私の
下敷きになってくれていた
「ごめんね…!!ホントに…
痛くない!?大丈夫!?ホントにごめんね…」
今にも泣き出しそうな亞瑠穂の顔を見て
弱音なんて吐けなくなってしまった
「だっ…大丈夫!だから
心配すんなよ…これぐらい…」
「だって!!三田くん…足、血…!」
三田くんの足からは
大量の血が流れていた
「皮…ッ…剥けた、だけだ…」
「ダメ!!ごめんね、ちょっと待ってて!!」
急いで保健室の先生を呼んできた
「あら!!これは大変だわ…
まず血を止めなくちゃ…!!」
三田くんは
保健室に運ばれ
その場に残された私は
呆然とした
「どうしよう…
私のせい…で…ッッ…
骨折、してたかも…!!
うっ…」
亞瑠穂は泣き出した
「お~い?亞瑠穂!!早く来なよ、
…って!!?
何で泣いてんの!?」
先生に見てこいとでも言われたのだろう、
海松音が私の事を呼びにきた
「海松音ぇッ…うっ…うっ…」
上着ぐらい着させろっての!!ねぇ~?」
「そうだよねぇ…気が利かないよね!!」
あははっ
「集まれ~!!」
「あ、集合だってよ!!」
ダダダッ…
「今日の体育は
バスケだ!!おい!!…そうだな
関大と三田ミツダ!!
ボールを取ってこい!!」
はぁ…!?
体育係にやらせろよ…!!
しかも
また三階に戻んなきゃいけないなんて!!
めんどくさぁ…
「三田くん…行こ?」
「あぁ、てか
寒い…」
「だよねぇ~…」
クスクス…
「関大ってさぁ…」
「ん~?」
「好きなひと、いんの?」
「…えっ!?何で…?」
「ぁ…やっぱりいい。今の忘れろ」
な…何なのよ~
「あ、三田くん、ボール
教室の…資料箱の上…あれ」
「どうした?」
「ボールがない!」
「あ、ボールなら
もう持ってる…」
「…」
「関大、鈍ッッ…」
「酷い…三田くん…私をからかって…」
「あはは、ごめんごめん!!」
「許さん!!」
「うわぁ~やめろよ馬鹿力!!」
ドタドタドタッ
「おいっ!!ボール…危ない!!」
グイッ!!
ドターンッ…
「痛…ッ…あ、三、三田くん…
ごめんね!!ごめんね…!!」
三田くんは
階段の下に転げ落ちた私の
下敷きになってくれていた
「ごめんね…!!ホントに…
痛くない!?大丈夫!?ホントにごめんね…」
今にも泣き出しそうな亞瑠穂の顔を見て
弱音なんて吐けなくなってしまった
「だっ…大丈夫!だから
心配すんなよ…これぐらい…」
「だって!!三田くん…足、血…!」
三田くんの足からは
大量の血が流れていた
「皮…ッ…剥けた、だけだ…」
「ダメ!!ごめんね、ちょっと待ってて!!」
急いで保健室の先生を呼んできた
「あら!!これは大変だわ…
まず血を止めなくちゃ…!!」
三田くんは
保健室に運ばれ
その場に残された私は
呆然とした
「どうしよう…
私のせい…で…ッッ…
骨折、してたかも…!!
うっ…」
亞瑠穂は泣き出した
「お~い?亞瑠穂!!早く来なよ、
…って!!?
何で泣いてんの!?」
先生に見てこいとでも言われたのだろう、
海松音が私の事を呼びにきた
「海松音ぇッ…うっ…うっ…」