
乱れ桜
第3章 関大亞瑠穂カンダイアルホの場合
そして
海松音に
今までの経緯を
全て話した
海松音は
泣きじゃくる私の背中をさすりながら
優しく相槌を打ってくれていた
話終わると海松音は
「ふぅ~ん…やっぱりね」
と言った
「何が…やっぱりなの?」
海松音に慰められ
少し落ち着いた私は
聞いてみた
「あのね…分かんないの?
三田くんはあんたのことが好きなんだよ!!
大体あんな態度取られて分からない
あんたって…」
「あのさ…
思い込みが激しすぎない…?」
「絶対そうだって!!」
絶対違うと思うけどなぁ…
「まぁ、気を付けなよ?
三田くんだってオトコなんだから…」
