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いじめ-親友だったのに…

第6章 十年後(告白)

私と佳織は帰り道が同じだった。


私は、夕日をみながら歩いている佳織に言った。

[あ、あの…佳織に謝りたいことがあって…]

[は?何よ急に。]

[ごめんなさい!]

[あのさっ、それだけだったら何のことかがわからない。]

[あの日のことで…私七回も約束を破ったのを後悔してるの!]

[何で?理由は?]

[お母さんが突然倒れてしまって、救急車を呼んで………]

私は泣き出してしまった。高校生なのに…何でだろう。

[私もごめん…そんな事も知らずにマリアをいじめちゃって。]

[ううん、大丈夫だよ!]

私は悲しみを心の中に押さえ込んだ。

[ほらっ泣かないで!私達いつまでも友達だよ!!ねっ?マリア、もういじめないって約束する!]

[う、うん!!]

こうして私達は笑顔を取り戻した。

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