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いじめ-親友だったのに…

第7章 佳織とマリアに襲いかかった悲劇

[男子たちの方が弱いんだよ!!バーカ!]

[こらっ!佳織さん、そういう言い方はいけませんよ。]

[だ、だって……。]
[はい、皆さん席について下さい。]

[佳織、取りあえず席につこう。]

[う、うん…]
佳織はうつむいたまま静かに席についた。
私達は、席が隣だった。

佳織は、目に涙を浮かんでいた。
そして、先生は転校生のお話をした。

[皆さん、おはようございます。]
先生は何だかいつもより張り切っていた…。
[今日は皆さんに転校生を紹介します!]
転校生がしゃべり出した。声は綺麗だしかなりの美人だった。
[はじめまして加藤美奈子(かとう みなこ)と言います。皆さん、どうぞよろしくお願いします。]

[じゃあ、加藤さんあそこの空いている席について下さい。]

[はい…。]
転校生は緊張しているのか、少し声が小さかった。
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