『彼が、君が、あなたが、大好きです。』第1章「第一章　「二年生」」　2ページ

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彼が、君が、あなたが、大好きです。

第1章第一章　「二年生」

7月1日。文化祭当日まであと…20日。
私が通っている学校では、文化祭間近になると午前中通常授業で午後に文化祭準備が割り当てられる。今はお昼。校舎の中は役員さん達が早くも準備を始めていて騒がしかった
そんな中私は友達の香織、さやかとベランダで弁当を食べていた
「まだ時間じゃないんだから、ゆっくりすればいいのにね～…」と缶コーヒーを一口飲んでからさやかは言った…さやかはとてもクールな奴。頭も良くて、回転も早い。この学校の会長様でもある。
「準備遅れててお昼時間削らないと間に合わないんじゃない？w」そう笑いながらお弁当を食べてるかおり。背が高くモデル並みのスタイルを持っているのだが…自分に自信がなく、恥ずかしがり屋。でも、クラスでの成績はトップクラス。
「それはそれは…ご苦労様だねっ」と、呑気に揚げパンをくわえて話しているのが私、奈央。二人と違って、私は普通に日常を過ごしている。成績も中の上ぐらいで満足、、、好きな物以外で頑張りたくないのが本音