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楽しいプール

第40章 サマーキャンプ



南の順番は特区に終わり
私達の順番が回ってきた。


時間制限は無く
適当に楽しんでこいと
学年主任に言われ
私達は夜の暗い校舎に
入っていった。


「うわあ、こわッ」

『ん?美緒平気…?手かして』

「へ?」

私の手を掴んで
ぎゅっと繋いでくれた。

『俺がいるから安心してね』

「…ありがとう」

これだから
王子様って呼ばれるんだよね。

きっと皆に
こんな風に優しくしてるんだよね。

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