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楽しいプール

第40章 サマーキャンプ



ガラガラガラ―――

教室のドアが開いた。

『ターイムオーバー』

そこには懐中電灯を
持った先生がいた。

『瀬沼くんもうおしまい』

先生は私と亮くんを
離した。

亮くんは先生を睨んだ。


『おいおい、王子様がそんな顔すんなよ』

先生は笑って私達の背中を押しながら体育館に向かった。


体育館の近くに来ると先生は亮くんにコソッと耳打ちをした。

『美緒に手出すなよ?このことは言わないからさ』

私は先生が亮くんになんて言ったのか聞こえなかった。


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