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今の私に至るまで…

第1章 初めは小さな嘘


携帯買って貰った
時のおとんの忠告。
『サイトとか
訳分からんもんに
手出すなよ』

うちの返事。

『当たり前やん。
大丈夫やって!』

それから2、3ヶ月
経って事件は起きた。

うちがおとんと
普通に何気ない
会話してる時に
いきなりおとんが
『お前俺に何か
隠してるやろ?』って。
嫌ーあんときは
本間にパニクったな。

思わず
『携帯彼氏のコト?』って自分から
墓穴ほったな。

まぁ案の定おとんは
『はぁ?
何の事やそれ』って一言。

『え?違うん?』って慌てるうち。

まぁーおとんの
顔つきが
変わりましたね。

今でも鮮明に
覚えてますよ。

そっから
話合いが始まって
『携帯見せろ』ってなったんですよ。

うちは焦った。
だってその日も
違う男と
合う約束してたから。
時間や場所の事が
色々かかれた
メールが
そりゃあもう
沢山入ってるわけ。
『早よせぇや。』

この一言にビクっ。

『己黙ってん
ちゃうぞこら。』

またまた
その一言にビクっ。

半分諦めて
携帯渡したっけなー。

んで、
ロック掛けてたから
おとんが『ロックとけ』言うて携帯貸して
くれたんよ。

その時の
うちと言ったら
頭の回転が
本間に早かったわ。
震える手で
ロック解くと共に
メールを削除。

本間心底自分って
汚いわぁって思った。

約束一つ守れん上に
親に嘘まで付く様な娘で本間ごめんな。

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