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今の私に至るまで…

第1章 初めは小さな嘘

朝。
『行くでー!』
玄関から聞こえる
叔母ちゃんの声。

そっか…
一緒に行って
くれるんやった…。

『ごめん!今行く!』

おかんに笑顔で
『行ってきます!』
何日ぶりに
笑ったかな…

『行ってらっしゃい。』
おかんの温かい笑顔
全てとは
行かなくても
うちの世界に
色が戻ったんやー…

『なぁ。
叔母ちゃん?』

『ん?どうしたん?』
『…ありがとう』

『何よ急に。
気持ち悪っ』

『えーっ!
そんなんゆう?(笑)』
『やっと…た…な』
『何てゆ…『やっと、笑ったな。』

『…っ。
も~そっちこそ
何なんよ
いきなりー。笑』

『別にー?笑』











神様…
ほんの…
ほんの少しだけ…
うちは
変われました。

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