先輩+私=××
第10章 真実
俺と涼風は部屋に入り、ベッドに並んで座った
「祐一先輩…兄妹って、…どうゆうこと…?」
「…涼風の父親は俺の母さんと不倫…してた。…そして、生まれたのが俺…」
「…腹違いの兄妹ってこと?」
「あぁ…」
「どうして今まで黙ってたの?」
「…元々、俺は涼風の父親に復讐するために…涼風に、…近づいたんだ…」
「っ…」
涼風の瞳から涙が一滴零れ落ちる
「涼風…最後まで聞いてくれる?」
祐一は涼風を抱きしめ、なだめるように言う
コクっと涼風が頷いたのを確認して祐一は涼風の肩に手をかけ、体を離し向かい合うようにして話だした