先輩+私=××
第10章 真実
「本当は俺が5歳の時に涼風に初めて会った時から、…好きだったんだ――…」
えっ…私昔先輩と会ってるの?
「兄妹なのに一目惚れなんてって思った…。だから本当は涼風に会いたくて、父親を言い訳にして近づいたんだっ!!」
「祐一先輩…」
「情けないよな…父親を言い訳にずっと生きてきたんだ―――…」
「そんなこと無いよっ!!…私、どんな祐一先輩も好きっ」
「たとえ、兄妹でも…違う戸籍なら関係無いよ!!」
「涼風…んっ…」
涼風は祐一にキスをする
「あ……ぁ…」
涼風はねっとりと舌を動かし、祐一の唇を吸っては舐める…
「祐一先輩の、可愛い…喘ぎ…声なんて…はぁ、初めて聞いた、かも…」
「涼風…」
「んっ?」
「涼風の言う通り、…兄妹でも…違う戸籍に入ってれば、何をしようが関係無いよな!」
「うんっ!」
「涼風、俺達…結婚しよう!!」
「っ!!…祐一先輩」
嬉しい…嬉しい…
そう思う度に涙が零れ落ちる…
「返事は?」
「…はいっ!!…グズッ…私を祐一先輩の家族にして―――…」