先輩+私=××
第10章 真実
〜8年後〜
「涼風…綺麗だ…」
「祐一…じゃなくて、…あなた…」
「やべぇ…幸せ」
「フフッ…やっと結婚だね…」
「あぁ…気付いたら俺も23歳だよ…そりゃ老けるよ…」
「フフッ…ごめんね。パパってば頑固で」
「いいよ、8年かかったけど、結婚を許してもらえたんだ…」
「まぁ、あなたが18になるまでは結婚できなかったんだけどね」
「全くだ。…待たせて悪かった――…」
「いいのよ。約束守ってくれたんだから」
コンコン…
「そろそろお時間です。新郎は御入場の準備を」
「はい。…待ってるよ涼風…チュッ」
祐一は涼風の額に軽くキスをした
「唇は後でね」
キラキラのウィンクを飛ばして祐一は部屋を出て行った
「まったく…」