先輩+私=××
第10章 真実
「新婦様も御入場の準備を…」
「はい。」
しばらく歩くとパパが見えた
「涼風…」
「パパ…」
「こんな日が来るなんてな…」
「パパってば、泣かないで…。」
「一気に2人も子供を嫁と婿に出すんだ…そりゃ涙もでるよ…」
「まったく…結婚を認めてくれなかったくせによく言うわね」
「あんな手紙を貰ったら…泣くし、認めるしかないだろう」
「フフッ…パパ、今までありがとうね」
「涼風…ヒック…」
パパは泣きながら入場した…
結婚式に来てくれた人はいい家族ねぇ…って言ってた―――…