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気になるアイツ

第8章 後悔

気まずい作業からやっと解放されて、俺は帰路についた。

これから文化祭が終わるまで、この気まずい委員会があるのかを思うと気が重かった。

家に帰っても、気の重い原因が同じ屋根の下にいるのかと思うと、家に帰るのも億劫だった。


そうしたのは自分だけど…


だから余計にイヤだった。

俺の中で、激しい後悔が渦巻いている。

まっすぐ家に帰る気にもなれず、俺は家に向かうのとは違う路線のバスに乗った。

目的もなくうろうろして、時間をつぶすつもりだったが、気がつけば俺はぼんやりと座り込んでいた。

そこは俺が初めてリコを見た公園だった。


何でここかなぁ…


自分の行動範囲の狭さに、頭を抱えてでっかいため息をついた。

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