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気になるアイツ

第8章 後悔

考え過ぎて頭が痛くなってきた。

ここにどれくらいの時間いただろう。

辺りは真っ暗になっていた。


さすがに家に帰らないとまずいな…


重たい腰をあげ、冷え切ってしまった体を温めるために、走り出した。

家に着くと、梨香さんに怒られた。

が、意外と早く開放されたのは俺の顔色がかなり悪かったためだ。

走ってもどんどん寒くなるだけで、風邪を引いたかもしれないとは思ってはいたが…

晩ご飯の前に無理矢理風呂に追いやられた。

「まったく…なんでそんなに冷たくなるまで外にいるのかしら…」

ブツブツと文句をいいながらも、あったかいスープを作ってくれた。

暖かい食事にほっこりと心が和む。

「今日はもう寝なさい。あったかくするのよ?」

「はい、心配かけてごめんなさい」

にっこりと笑って梨香さんは、ホットミルクを持たせてくれた。

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