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学校を休んだのに外出して、また風邪ぶり返しました、じゃ怒られるどころじゃ済まないかもしれない。

「帰るよ…」

おとなしく帰ることにした。

でも、やっぱりこのままじゃ嫌で、俺は引っ張られてる腕を伸ばして、リコの手を握った。

会いたかったリコが目の前にいて、でも体調は悪い。

帰らなきゃいけない、でも一緒にいたい。


もっと一緒にいて、リコを見ていたかった。

握った手に力を込めると、握りかえしてくれる。

それだけでも嬉しかった。