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気になるアイツ

第2章 変身

夕食近い時間で人気もなくなっていた。

ちょうど途中に小さな公園があって、急に冷え込んできたためにまだコートを着ていなかった俺は、暖を取るための自販機の缶コーヒーを買ってブランコに腰を下ろした。

手に持っていた参考書のレベル高さに正直嫌気がさして、ため息つきながらぼんやりしていた時だ。

小さい割には公衆トイレのある公園に女子高生が入ってきた。


あれ…?


それは見たことがあるような、っていうか梨江子だった。


何であいつがこんなところに?


人のことは棚に上げて俺は思った。

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