気になるアイツ
第2章 変身
入り口近くに設置されている公衆トイレに直接入っていった梨江子は、俺の存在には気づかなかったようだ。
でも、なんとなく気まずくなって俺は足早に公園から退散しようとした。
ひとつしかない公園の入り口を抜けるには当然公衆トイレの前を通ることになるが、そこを抜けてしまえば後はどうにでもなる。
運良く梨江子は出てこなかった。
そのまま一気に入り口からは見えなくなる路地の角まで歩いたが、やっぱり、
何であいつが?
というのが気になったのか、俺は公園の入り口をもう一度確認するように角から顔だけをのぞかせた。
でも、なんとなく気まずくなって俺は足早に公園から退散しようとした。
ひとつしかない公園の入り口を抜けるには当然公衆トイレの前を通ることになるが、そこを抜けてしまえば後はどうにでもなる。
運良く梨江子は出てこなかった。
そのまま一気に入り口からは見えなくなる路地の角まで歩いたが、やっぱり、
何であいつが?
というのが気になったのか、俺は公園の入り口をもう一度確認するように角から顔だけをのぞかせた。