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恋ばか

第12章 ~崩壊~

「さてと…そろそろ学校に行かれる準備をなさった方がよいのでは?」

三神に言われて時間を確認すると、現在7時半…

「やばっ!!」

慌てて立ち上がると、すぐに制服に着替え始める。

「じゃあ、行ってきまーす!!」

「はい。 行ってらっしゃいませ。」

手短に準備を終わらせると慌てて部屋を飛び出す。

「うわっ!?」

と、誰かに勢いよく衝突してしまった。

そのまま廊下に倒れ込んでしまう。

「す、すみませ…」

慌てて起き上がり、相手を確認する。

「あっ…」

目の前には、愛しい人が優しく微笑んでいる顔があった。

「おはよ、留架。」

「お、おはよ。 えーっと…ごめん…」

俺の言葉に、亮は軽く笑うと立ち上がり、俺が立ち上がるのを手伝ってくれた。

「…ありがと。」

「いいよ。 そんな事よりも、早く行かないと遅刻するよ?」

「あっ!! やばい!!」

俺は亮に急かされながら、学校に向かった。

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