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恋ばか

第13章 ~衝撃~

「…きっと、留架の事だから最後まで笑ってたんだろうけど…お前…俺に言ったよな?
『お前は留架を傷つけすぎた。 だから、俺はお前を許さない。』って。
そっくりそのまま返すよ。 俺もお前を許さない。」

そう言って俯いた。

亮なら…留架を幸せにできるって信じてたのに…だから、俺は留架をすっぱり諦めて臣を好きだと言えた。
まさかこんな事になるなんて…信じた俺が馬鹿だったのか…?

「「……………」」

重い沈黙が続くなか、廊下が騒がしくなったかと思うと、三神が勢いよく部屋に入ってきた。

「大変ですっ!! 今、連絡が入ったのですが…留架様が交通事故に遭い、重傷だと…」

「「なっ!?」」

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