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恋ばか

第2章 ~保健室~

「今日から1週間、中3の修学旅行の引率で先生はいないよ。 だから、ここに来たんだけどね。」

「? なんで」

俺が聞くと亮はいたずらっぽく、ニコッと笑った。

イヤな予感がする…

「だって、先生がいなかったらこういう事できるでしょ?」

そう言うと、亮は俺の腕をグイッと引っ張った。

「うわっ!?」

そのままベッドに押し倒された。



…そうして、今に至る。

「何やってんだよ…」

「ん? 何って、留架を押し倒してるんだよ。」

そんなことは分かってんだよ!!

「じゃなくて…お前は一体何をしようとしている?」

「そりゃあ、今から留架を抱…「あぁ!! 言わんでいい!!」

もう…ため息しか出てこない。

「だいたい、もう授業始まるぞ?」

もうすでに、昼休み終了5分前を告げるチャイムが鳴っていた。

「そんなことはわかってるよ。 だけど、言ったろ? もう限界なんだって…」

そう言って亮は優しくキスしてきた。
さっきのようなものではない。
優しくて甘いキス。

「んっ…ふっ…亮…」

「…留架っ…」

キスがだんだん激しくなる。

「んんっ…ハァッ…あっ…」

亮の手がワイシャツの中に入ってきて、胸元をまさぐってきた。

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