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恋ばか

第3章 ~悪夢~

「っ境!! いたっ…!!」

境の動きがピタリと止まる。

「ど…して…? こんなに…好…なのに…」

(境…こんなに俺の事…でも…俺が好きなのは…)

「きょ…んっ!!」

声を掛けようとした瞬間、境がキスしてきた。
境の舌が、歯列をなぞって口内に入ってくる。

「んんっ…境っ、やめっ…やだ…」

「…留架…好きだ…」

抵抗しようと必死にもがくが、手が縛られているせいで、腕に力が入らない。

境はキスをしながら、俺のモノを上下にしごき始めた。

「うあっ!? んっ…境…やめっ…」

「留架…好きだっ…」

「っあ…俺が…好き…な…のは…んっ…!!」

境は俺の言葉を遮るように、俺の唇を塞いできた。

唇が離れると、境の顔が首から鎖骨へと移動してきて、ピタッと止まった。


と、思ったら首に吸い付いてきた。

「ちょっ、境!? 何やって…!!」

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