恋ばか
第23章 最終話~再会~
「最後に、生徒会長と副会長のお言葉です。」
次期生徒会長である春架の言葉に、席を立ち上がり壇上に立つ。
「…本日は…」
昨日一晩で考えた原稿を広げ、すらすらと読み始める。
「僕達が…」
話が半分程終わった時、急に境が割り込んできた。
「は~い!! それでは、今年1年生徒会長として頑張った小原君にサプライズプレゼントです!!」
境がそう言うと同時に、体育館の入り口が開いた。
「…境?」
人の陰で、入り口でなにが起きているのかわからない。
「皆さん道を開けて下さいね。」
境がそう言えば、人が中央から二手に分かれていった。
「うわっ!?」
「見ちゃだめ~」
急に視界が真っ暗になったかと思えば、境に目隠しされた。
「境!?」
「いいからいいから。」
楽しそうな境の声。
「これは、俺と臣からのプレゼント。」
「は?」
耳元でそう言われると同時に、目隠しが外された。
「卒業おめでとう。 亮。」
「…なっ…」
目の前の光景が信じられなかった。
「留…架…」
アメリカにいるはずの愛しい人が満面の笑みを浮かべて立っていたから…
次期生徒会長である春架の言葉に、席を立ち上がり壇上に立つ。
「…本日は…」
昨日一晩で考えた原稿を広げ、すらすらと読み始める。
「僕達が…」
話が半分程終わった時、急に境が割り込んできた。
「は~い!! それでは、今年1年生徒会長として頑張った小原君にサプライズプレゼントです!!」
境がそう言うと同時に、体育館の入り口が開いた。
「…境?」
人の陰で、入り口でなにが起きているのかわからない。
「皆さん道を開けて下さいね。」
境がそう言えば、人が中央から二手に分かれていった。
「うわっ!?」
「見ちゃだめ~」
急に視界が真っ暗になったかと思えば、境に目隠しされた。
「境!?」
「いいからいいから。」
楽しそうな境の声。
「これは、俺と臣からのプレゼント。」
「は?」
耳元でそう言われると同時に、目隠しが外された。
「卒業おめでとう。 亮。」
「…なっ…」
目の前の光景が信じられなかった。
「留…架…」
アメリカにいるはずの愛しい人が満面の笑みを浮かべて立っていたから…