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恋ばか

第26章 番外編~Merry Christmas~

「ん? だって、お店とかじゃ境とあんまりくっつけないし。」

「はあ!?」

理由を聞いて、真っ先に反応したのは境だ。

「ば、馬鹿じゃねぇの!?///」

「うわ、真っ赤。」

「本当だ。」

「…可愛い。」

境を見て面白そうに笑う俺達と、愛おしそうに抱きしめるカズ。

「ったく…人前でイチャイチャと…」

「ん? もしかして、イチャイチャしたいの?」

「はあ!?」

一体、どこをどうとらえたらそうなるんだ?

「じゃあ、負けないくらいイチャイチャしようか?」

「い、いいです!! 遠慮しときます!!」

慌てて亮から離れようとすると、耳を甘噛みされてしまい、びくりと体が反応した。

「ひゃっ!!」

その隙に亮の腕の中に収められてしまう。

「………………」

そんな俺を見て何を思ったのか、境が急に立ち上がった。

「境、どうした?」

「ト、トイレ!!」

…トイレ?

「留架!! お前も来い!!」

「えぇ!? なんで!!?」

「いいから!!」

驚いている俺をよそに、境は亮の腕の中から俺を引っ張り出した。

「ちょっ…」

文句を言う暇もなく、部屋の外に連れ出される。

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