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恋ばか

第26章 番外編~Merry Christmas~

~亮SIDE~
「なあ、留架達遅くね?」

「確かに…なんかあったのか?」

留架達が部屋を出て行くこと早30分…

さすがに、心配になってきた。

「トイレって、そんなにかかるもん?」

「いや、長くて15分とか。」

だよな…

「どうしたんだろ?」

「見に行ってみるか?」

カズの言葉に頷き、留架達の様子を見に行こうと立ち上がる。

…と、部屋の扉が開いた。

「留架? 随分遅かったけど、どうし…」

留架の姿を見て、言葉が止まる。

「…境?」

カズも、部屋に入ってきた境を見て相当驚いているのか、呆然とその姿を見ている。

「…その格好、どうしたの?」

「…~っ!!///」

そう声を掛けると、留架は耳まで真っ赤になって俯いた。

留架の今の格好はというと…

「………」

全身真っ黒な猫の着ぐるみを着ている。

もちろん、猫耳と尻尾も。

「…どうしてそんな格好してるの?」

「…それは…」







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