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恋ばか

第26章 番外編~Merry Christmas~

「さすが三神。」

「三神が選んだのかよ!?」

思いもよらぬ名前が出てきて、思わず声を上げてしまった。

「うん。 三神なら、お前が似合う格好を間違いなくチョイスしてくれると思って。」

「…」

三神め…

「じゃあ、行くか。」

「…うん。」

大きくため息をつくと、境に続いて部屋を出た。

――――――――――――






…と、いうわけで、俺はこんな格好をしている訳だ。

「…留架?」

つい先程の事を思い出していると、亮が心配そうに声を掛けてきた。

(行けよ。)

(で、でも…)

境に耳元でそう言われ、一瞬ためらう。

(せーので行くぞ。)

(…わかった。)

今更足掻いてもしょうがない…

俺は渋々境の言葉に頷いた。

(せーの…)

境の合図と同時に、亮に正面から抱きつく。

「留架!?」

「…いて…」

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