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恋ばか

第26章 番外編~Merry Christmas~

「どうせ亮のことだから、俺の体に負担がかからないように…とか思ってたんだろ?」

「……」

どうやら図星のようだ。

「そんなに気を遣わないでよ。 それにさ、俺、そんなにやわじゃないよ? 何回亮に抱かれたと思ってんの? ちゃんと鍛えられてるから。」

いたずらっぽくそう言えば、亮は苦笑した。

「だから、俺のためとか、俺に負担にならないようにとか考えなくていいから、いつでもどこでも好きなだけ、俺のこと求めてよ。」

「……参ったな…」

亮は困ったように頭をかくと、俺を押し倒してきた。

「うわっ!!」

「そんなこと言って…本当に遠慮しないよ?」

そう言い、唇が近づく。

「んっ…」

布団がゆっくりと取られる。

「んぅ…はっ…」

「留架…かわい。」

亮の手が、下半身へと伸びる。

「ここも…素直で可愛いね。」

「んっ…うるさ…ッ…」

その手が、ズボンの中へと…

「ぁっ…亮…」

「お待たせー。」

…が、運悪く境達が戻ってきてしまった。

「「あ…」」

気まずい空気が流れる。

「悪い。 あと5分待って。」

「なっ…」

「わかった。」

「ちょっ…」

亮の言葉に、境とカズは再び部屋を出て行った。

「じゃあ、続きしようか?」

「…っ…り…」

「ん?」

「亮のバカーっ!!」

「えぇ~!?」


―――――――――――






「なんで怒るんだよ~?」

「やっぱり亮なんて嫌いだっ!!」

「留架~…」

「なんか…バカみたい。」
 ・・・
「みたいなんじゃなくて、そうだろ。」


そんな感じで、クリスマスを過ごす俺達でした。



~END~

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