無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「わかった。」

「………そういえば…」

鏡夜の話をしていて思い出した。

「小山先生の恋人さん？ってどうなったの？」

境から手術の結果は聞いたけと…

「ん？ あぁ、そうだ。 すっかり忘れてた。」

忘れんなよ…

いろんな意味でお前の恩人だろ。

「留架が帰って来たら渡すよう、頼まれてたんだ。」

「？」

境に渡されたのは、なにかの招待状。

まさか…

「結婚するって。」

「あらら。」

やっぱり。

「留架に来てほしいって。」

「もちろん行くけど…」

うちの大事な先生だし。

それに、先生には聞きたいことがある。

「うーん…日程調整しておかないとダメだね。」

「そうだな。」

境と臣のこと聞かなきゃ。

楽しみだ。

「留架、なにニヤけてるの？」

「え、そう？」

まずい。

顔に出ていたようだ。