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「じゃ、いくよ？」

「え？　なに…」

次の瞬間、部屋に乾いた音が響いた。

「「!!?」」

「なっ…」

この部屋にいた全員が驚いたと思うけど。

「留架、なにす…」

「ふふふ。　どうしてビンタを食らう羽目になったのかは、自分で考えてね。」

「え？」

うん。　なんか、スッキリした。

「留、留架…なんかあったの？」

「ん？　別に。　ちょっと…ね。」

亮、かなり驚いてるな。

面白い。

「亮も…浮気したら、今のじゃ済まないからね？」

「ぁ、は、はい。」

うーん…たぶん、地獄を見せる気がする。

「留架って、ほんと怖いよな。」

「境に言われたくないけど。」

カズが浮気したら、なんか…もう、殺す勢いになると思う。

「カズが浮気したら、どうする？」

「そうだな…相手を地獄に突き落としてから、臣を殺す。」

ほらね。

しかも、相手を地獄に落とすらしい。

「ま、境が浮気したら、俺も同じことするけどね。」

「…………」

カズもカズで恐ろしい。

「わっ!?」

そんな話をしていたら、亮にソファに押し倒された。

「亮？」

なんか…こっちに帰ってきてから、押し倒されてばっかりな気がする。