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恋ばか

第37章 ~お慕い申し上げます~

「晃一…もう一回…」

「失礼します!!」

「「!!」」

ノックもせずに部屋に飛び込んで来たのは、小内君。

ひどく慌てている様子だ。

「三神さん、大変ですっ!!」

「!?」

訳を聞こうと思ったが、ほぼ全裸。

まともに話すことは無理だ。

「とにかく、時間がないので十五分でシャワーを浴びてもらえますか?

話はその後で…」

「わかりました。」

小内君がこんなに慌てるなんて、一体何事だ?

「ニック様、申し訳ございません。」

「いや、気にするな。 大体察しはついてたしな。」

「え?」

察しはついてた?

どういうことだ?

「いいから、早くシャワー浴びてこい。」

「は、はい。」

ニック様に急かされて、風呂場に駆け込んだ。

「………」

それにしても…

なんか、嫌な予感がするな…










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