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「ちょっと見てて。」

「「？」」

見てて？

一体なにを…

「ふ～。」

「ひゃっ!!」

突然、黒澤さんは私の耳に息を吹き掛けてきた。

今、変な声…

「な、なに…///」

「「っ…///」」

得意気に笑う黒澤さん。

部屋にいる皆さんは、顔を赤くしている。

「ね？」

「……なるほど。」

「？」

なにがなんだかわからない。

「いや～、まさかこんな日が来るとはね。」

「春架以外はなんとも思わないはずだったんだけど。」

「ふふふ。 境にも負けないね。」

なんの話をしておられるのだろう？

さっぱりわからない。

「これは…まずいね。 うかうかしてられないかも。」

「だね。」

「だな。」

留架様達も、一体なにを…

「しかも…質が悪いことに、本人は自覚なし。」

「？？」

「はぁ～…」

え？ え？

「ふふふ。 三神君は、魔性の男だってこと。」

「……………は!?」

今、なんて…

魔性の…!?

「な、にを仰って…」

「じゃあ、確認してみようか。」

そう言って、黒澤さんは皆さんを振り返った。

「みんな、今どう思った？」

「「押し倒したい。」」

「!?」

お、押し倒…