恋ばか
第39章 番外編~温泉旅行~
「………………」
「ということがありまして…」
それは…
なるほど。
「朝っぱらからうるせーな…」
「あ、境。 おはよー、随分お疲れだね。」
まぁ、確かに…境様は随分とお疲れのようだ。
この分だと、昨夜そうとう頑張られ…
「余計なお世話だよ。 んなことより、二人は三神と湊さんとエッチできたのか?」
「「うん。」」
はい?
どうして、境様がそのことを…
「ま、見ればわかるか。」
「楽しかった?」
く、黒澤さんまで知っていたのか?
「「うん!!」」
「そっか、よかったな。 今日は、俺の番だからな。」
「「……………はい?」」
俺の…番…?
「へへへ。 実はね、旅行に来る前に、みんなで計画してたの。
酔ったふりして三神と湊さんの部屋に乗り込んで、四人でエッチしてみよう。って。」
「「………………」」
じゃあ、私と小内君以外、みなさんは知って…
「俺が昨夜一時間以上かけて後ろをほぐしたのは、留架が入って来た時、すぐに挿れられるようにだったんだよ。」
「……………」
「春架様が部屋に入って来るってわかってたから、結構ゆっくりだったんだぞ?」
「………………」
ちょっと…待てよ。
これは、どういう…
「失礼します。」
頭の整理がつかず、困り果てていると、旅館の方が朝食を運んできた。