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恋ばか

第39章 番外編~温泉旅行~

「あーーーーっ!!」

「「!!?」」

少しすると、春架様の叫び声が隣の部屋から聞こえ…

「兄ちゃん!! これっ…」

ものすごい勢いで部屋に戻って来た春架様の手の中には、一枚の紙。

「? どうしたの? そんなに慌てて。」

「いいから、これ読んで!!」

春架様から紙を受け取った留架様。

「ええっ!!?」

内容を読んだ留架様は、驚きに声をあげられた。

「あちゃー。 ちょっとやりすぎたか。」

「まあ、あれだけのことすればね。 二人が怒っても不思議じゃないよ。」

紙には、私の字で短い文が一文。

『しばらく暇をいただきます。』

「三神の部屋、荷物が無くなってた。 今湊さんの部屋にも行ってきたけど、やっぱり荷物無くて…」

「暇をいただきます。って…仕事、どうするんだよー!!」

留架様が困るのはわかっていたが、はめられたささやかな復讐です。

「っていうか、暇って………どこに?」

「「さあ?」」

はぁ…とりあえず…

「この感じだと、機嫌が直るまでさせてくれないんじゃないかな?」

「「え゛っ!!!」」

杏様のお墓に、土下座しに行こう…




~END~

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