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恋ばか

第8章 ~親友、そして再会~

「…痛い…」

―あの後、再びお風呂に入ってさっぱりしてから、一緒にベッドで寝た。

しかし、朝起きてみると、腰痛が昨日より酷くなっていて…

「ごめん…無理させすぎたかも…」

「…」

今は朝食の最中で、亮と向かい合わせで座っている。

やはり朝食も豪華だった。

「まあ、今日は学校休みだし…」

「そうだけど…」

幸い今日は土曜日で、学校はなかった。

「あとでマッサージしてあげるからさ」

「うん…」

そんな会話をしながら朝食を終えると、亮は俺の腕を引っ張ってきた。

「ちょっ!!」

「お茶用意しとくから、先に歯磨いてなよ。」

そう言って、俺を洗面所まで連れて行くと、部屋に戻って行った。

「広い…」

そんな事を思いながら歯を磨き終え、洗面所から出て亮の部屋に向かう。

亮の部屋に行くには、玄関入ってすぐの階段(昨日黒澤さんと会った階段)を上らなければならない。

(腰…痛いな…)

腰を庇いつつ階段を上っていると、玄関の扉が開く音がした。

(こんな朝から誰だろう…?)

不思議に思って振り向くと、そこには見慣れた姿があった。

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