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さくらさく

第7章  6*祐樹の過去1st*


それから20分くらいたって、父さんは帰ってきた。

「ただいま、祐樹。久しぶりだな。」

父さんは俺の頭をなでる。

さっきまで女を触ってた手で俺に触れるな…っ

「…おかえり、父さん。」

俺は精一杯可愛い子どもを演じた。

一年間ずっと…

母さんの言うことも、父さんの言うことも…

大人の言うことを…

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