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さくらさく

第8章  7*祐樹の過去2nd*


もうそんな思いしなくていいのかも。

そう思うと、笑みがこぼれてしまう。

「なんで笑ってるんだ…俺…。」

母さんと父さんが離婚するかもしれないのに

俺はそれが嬉しい…?

「…俺、最低だ。」

家族が壊れてしまうのは嫌だ。

だけど、離婚して父さんから解放されると考えたら嬉しい。

でも、会えなくなるのは寂しい…

「なんなんだよ。俺、まじ最低じゃんか。」

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