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どらくえ3

第2章 岬の洞窟からナジミの塔へ

フロッガーは1匹。

イースが先制攻撃。

鋼の剣で斬りかかる。

フロッガーはジャンプしてかわす。

―作戦どおり!

すかさずアベルが着地点を狙う。

フロッガーは避けられない。

銅の剣がフロッガーの背中に叩きつけられる。

見事な連携攻撃・・・


だったのだが、剣はフロッガーの背中で滑ってダメージを与えられない。


「ゲーロ」

フロッガーが余裕の顔付きで二人を見る。


「なんだよ、ガマの油ってやつか?」

フロッガーの攻撃。

口を大きく開けると、長い舌が、まるでそれが一つの生き物のようにうねって、アベルの体に巻き付く。

「うああっ?」

アベルは初めての攻撃に慌てている。

フロッガーが舌を縮めて、アベルの体を引き寄せる。
アベルの体はどんどんフロッガーの口に引き寄せられている。

「アベルッ!」

「くそっ!くそっ!」

アベルは銅の剣で舌を叩いて振りほどこうとするが、ゴムのようで受け付けない。

「くっそー!」

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