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どらくえ3

第4章 レーベ村

「おい、あの長老が作ったって大丈夫なんだろうな?いきなりドカンてことないよな?」

「ああ、ちょっと怖いな…」

「それ、誰が持つのよ?」

みんなが顔を見合わせる。
―…沈黙。



「わ、わしゃ嫌じゃ。年寄りにはそんなもの重た過ぎる」

―ムタイ、いきなり年寄りになるな!

「俺も二日酔いだぜ?」

―イース、それは関係ねえ!

「わたし、箸より重たいものは持ったことないからちょっと…」

―リサ、嘘つけ!

「…くじで決めるか」


こうして公正なくじの結果、やはりアベルが持つことに決まった。

「アベル、ぜっったい落とすなよ?」

「アベル殿、わしはまだ死にとうない」

「どっかーーんっ!」

―縁起でもないことは言うのやめろよ、みんな…。

こうして俺達はついに魔法の玉を手に入れた。

次はいざないの洞窟だ!

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