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恋心

第17章 line

珈琲カップを手渡し
彼の透き通る様な指をみた。

『綺麗な指ね、ね。どうして
仕事できないの?』

珈琲を口に含み
彼 彼女をみた。

『俺、…障害手帳…もってて…仕事
できないんだよね。』

障害?

『なんの?障害なの?て男なんだね』

彼は、長いかみをかきあげて
あたしを見た。

『うるせーよ。親かよ!』と
カップを叩き付けた。

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