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恋心

第25章 君恋しい

僕に知らせる時計のベルが鳴った。

彼女は、ビックリして
僕を見ながら
『携帯?…』とつぶやき


『違います。時計のベルなんですよ。
お昼に鳴るように設定してて…』


僕はポケットを漁り
時計を止めた。


『もう…お昼なんですね…あ。
良かったら御一緒にお昼食べませんか』


ぽかぁんとする
僕に
彼女は、鞄の中からランチボックスをだして


『食べませんか?』と


僕にサンドイッチをさしだしたんだ


『僕もお弁当なんですよ。ありがとうございます。いつもひとりだったので
嬉しいです…』



お弁当を取り出して
芝生に広げた…



でも
なんで…彼女は
僕に声を掛けたのだろう?

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