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恋心

第26章 叶わない恋

独り暮らしの玄関を
何時ものように振り返り
小さな声で




行ってきます




そして
扉を閉める時に
寂しさが風の様に身体を通り抜けた




何年独りなんだろ…あたし




空や街並みは
毎日変わらず
そこにあって
同じ時間にすれ違う人もいて
変わらないことに
慣れてた。



ピカピカに太陽は光
ホームに停まってる電車から
ぼわぁん…と煙りが上がり
早朝の忙しさを伺わせた


売店のおばちゃんは
いつも変わらず笑顔で
元気だった…高齢なのに、、
凄いなぁ、。と感心した



この駅の椅子は
長椅子が結構あるんだけど
売店の横に一つだけ、二人掛けの
椅子があり
いつもカップルがイチャイチャしているのを
あたしは、、見てた。
でも
今朝は…空いていたので



はぁぁ…座ってみた。



隣は寂しく
空席なんだけど、、
なんか妙に落ち着くのわ
なんだろう、、
鞄から携帯を出して
音楽をきりかえる
あたしは、その時の気分で
音楽や1日が違う。
どちらかとゆうと
見た目人並み以下だし
ドングリ体型だし、。性格も自慢出来る
趣味も底辺だし、、。
恋愛なんて、、。したくない。

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