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恋心

第4章 chocolate・love

店主が「あ。え?なに知り合い?」と
彼に尋ねた

彼は、「ちょっとね(笑)」と言いながら
香織に微笑んだ。

香織は「あの…あの…鞄を…」

店主が「あ~ぁ…待ってね色違いだしてくるから。世間はせまぁいね~そっか知り合いかぁ。」

香織は、彼に近づき
謝った。

彼は、香織に「僕もちゃんと見てなかったからさ。でも怪我が無くて良かったよ…あ。僕、此処の桜さんと
同僚だった 田所 玲 って言います。
君は?」



「かっか…香織です。宜しくお願いします。」


玲は、笑いながら握手を求めた。


桜が奥から鞄を出してきた。

ほんとに可愛い鞄である
女の子の可愛いが総て入ってるような
宝石のような…chocolateのような
幸せが詰まった鞄だった…でも
高校生には…高くて買えない価格だ
二万も出せない…

桜は、X'masに彼にねだっちゃったら?と提案した

が…香織には、居ないので
速攻ボツ案になった。

chocolate色の可愛い鞄
喉から手が出る意味を理解した香織。


玲が香織を見ながら珈琲を飲んでいた。

桜に玲耳打ちをして
桜は、微笑み玲の頭を撫でた。


香織は、肩を落とし
色んな色のあるchocolateloveの鞄を
桜に返した。


「また、きます。」とだけ
言い残し

桜と玲に挨拶をして店を出た

空を見上げたら
泣き出しそうな空模様
香織も泣きそうだ
お年玉に期待をして
自転車を跨いだ時

桜が、紙袋を持って 出てきた

「忘れ物よぉ。これ…」

香織は、きょとんとした顔をしていると

桜が「これ…玲くんからだよ。今日の
御詫びだって。良かったね。」と
優しく紙袋を手渡した。


香織は、「え、あ!えーぇぇ」

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