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空の青さは
君に会わなければ
気が付かなかった…
毎日、教壇に立ち 同じ様な顔をした
生徒たちを見て…空の青さなんか
見上げる暇なさえなかった。

桜も散りはじめた
午後の昼休み
ざわめく生徒達を横目に君は
女生徒と言い合いになり教科書を投げて
不満をぶちまけていた。
相手の女生徒は、涙を流しながら
謝っていた。


僕は、君の腕を掴み
相談室へ招き入れた

君は長い髪を振り乱し
涙をたくさん流しながら

「あたしは！悪くない！なんでよ…
離して！」

「いいから。何があったのか言いなさい。」

彼女は、世の中の不満や、彼氏があの女生徒と寝たやら、男に対しての不満を僕にぶつけた。

「よしよし。大丈夫。大丈夫。なぁ。
んな尻軽男なんか…やめときなさい」

彼女の頭を撫でながら
僕は…「くだらない…」など思った
そのエネルギーを勉強に…と考えた。