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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第3章 美保side

翔の唇がゆっくりあたしの唇に触れる。
あたしは

「ここ玄関w」
と笑うと

「ごめん。我慢できなかった」
バツが悪そうに笑った。


「顔見てしたかったな…」
今度は拗ねた振りをした。

「あっ…ごめん…痛かった?ごめん!!」

うそ。イジワルなキミも大好き。

オデコにチュッとすると、

顔を真っ赤にした。

さっきまでのキミとは違うキミ。

誰も知らない顔あたしにだけ見せて。

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