同じ場所~君と僕の見ている風景~
第13章 その日
翔side
コンサートが始まって、ソロの時、一瞬時間が止まった。
それは、ホントに二秒くらいなんだろーけど、スローモーションで、捕らえた気がした。
言ったろ?
何万人の中でも、絶対に見つけられるって。
あんなに、誘っても来なかったのに…
このタイミングで来たのは…何で?
映画の共演者と来てるし、そんな深い理由はないんだろ?
良い方に解釈するのに精一杯なんだ。
コンサートが終わった後で、来てくれた関係者が楽屋に来る。
笑顔で挨拶して、冗談を言いながら、目では美保を探す。
にのの所に共演者や監督達が居る。
アイツは…
来なかったんだ。
コンサートが始まって、ソロの時、一瞬時間が止まった。
それは、ホントに二秒くらいなんだろーけど、スローモーションで、捕らえた気がした。
言ったろ?
何万人の中でも、絶対に見つけられるって。
あんなに、誘っても来なかったのに…
このタイミングで来たのは…何で?
映画の共演者と来てるし、そんな深い理由はないんだろ?
良い方に解釈するのに精一杯なんだ。
コンサートが終わった後で、来てくれた関係者が楽屋に来る。
笑顔で挨拶して、冗談を言いながら、目では美保を探す。
にのの所に共演者や監督達が居る。
アイツは…
来なかったんだ。