テキストサイズ

私はお兄ちゃんに…

第14章 綾斗ver


俺は自分の気持ちと正反対のことを言ってしまった

彩奈は声を出さずに泣いていた。

ごめん…ごめんな彩奈…

俺は自分だけが彩奈のことを好きだと思っていた。

そして振られて俺はこの妹への恋を終わらせられると思った。

でもお前は俺を男として愛してると言った

所詮…兄弟は結ばれてはいけないんだ…

俺は本当の気持ちを伝えてはいけないんだ。


綾斗『ごめん…な…?俺は、お前のこと妹として好きなんだ。異性とは見てない…。』

彩奈『し…ってる…お兄ちゃん…私が言ったこと…忘れてくれる…お兄ちゃんには幸せになって欲しいから…幸日が好きなら私に構わず…付き合って…?』

綾斗『わかった…お前も俺のことは忘れろ。気の迷いだったんだ。俺よりお前のこと大事にしてくれるやつなんていっぱいいる。』

俺はそれだけ言い残し、彩名の部屋をでた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ